COLUMN

皆さんこんにちは!
突然ですが、オフィスデザインの業界には、『オフィス家具』という言葉があります。
その名の通り、家や店舗、施設の家具ではなく、オフィスで使う家具のことをそう呼んでいます。

オフィス家具には大きく分けて、二つの種類があります。

  • ①既製品家具
  • ②造作家具

①の既製品家具は、家具メーカーさんが製造、販売している家具のことです。

例えば、

  • コクヨさんのデスク
  • オカムラさんのチェア
  • オフィスコムのパーテーション
  • イケアの収納棚

など・・

では、②の造作家具は、お客様のオフィスのために、オリジナルで作る家具のこと、です。

「その造作家具って誰が作るの?」と、お客様に聞かれる事があります・・
私たちのように、デザイナー・設計士が入る場合は、設計士が造作家具の製図を書き、施工会社が作ることになります。もっと詳しくご説明すると、施工会社さんが依頼する大工さん(家具職人)に作っていただきます。

このように、オフィス家具には二つの種類があります。
実際に私たちがオフィス・デザインの現場で、どのように「既製品家具」と「造作家具」を使い分けるかというと・・

オフィスの世界観を作るために、キーとなる家具は造作をご提案しています。

やはり、既製品だけでオフィスデザインを行うと私たちデザイナーやお客様がイメージする世界観を作るのは正直難しいです・・

  • 既製品のパーテーション
  • 既製品デスク
  • 既製品チェア

が、並べられたオフィスを想像してみてください。企業様独自のオリジナル性や世界観を表現するは難しいと思いませんか・・?

ただ、チェアやテーブル、ソファなどは既製品でもデザイン性が幅広いため既製品を用いることが多いです。私たちデザイナー・設計士は、企業独自のオリジナル性や世界観の表現を実現するという目的から逆算し、造作家具と既製品家具を組み合わせています。

★補足)
画像は弊社(株式会社KATATI)オフィスの打ち合わせルームの写真になります。この部屋に入るとアイデアが生まれやすくなる・・そんな目的で作りました。デスクはもちろん造作です。手触り感やクラフト感を想起してほしいために天板はカッティングシートにしました。